娘がおりますのでひな人形出しました。季節ものを出すといいですね!
綺麗なご尊顔でございます。
今回の閑話は、日本料理の代表格、「そば」についてです。
日本では、最初は、「そば粉」を粥のように煮て食べていたそうで、
その後は、蒸して食べていたそうだ。
「なるほど」!
だから、そのなごりで、「せいろそば」って言うんですね。(蒸す道具「せいろ」です)
わたしは、「そば」好き。
昔は、つめたい「とろろそば」が大好きでした。
今では、つゆにつけなくても、うまいそばは、うまい。(写真は赤城山とそば畑です)
かつて、
浅草のバンダイでの打ち合わせの帰り、
由緒ありそうなそば屋に、うっかり入ってしまったときは、びっくり。
なんのへんてつもない「せいろそば」が1000円もする。これが最低価格。
しょうがない。1枚たのみました。
ところが、まてども、まてども、なかなか出て来ない。
30分くらいかかったと思う。
なんか、注文が入ってから、打って、切って、茹でてるよう。
あるいは、ちょうど、そういうタイミングに出っくわしたか。
たしかに、うまかった。
ひょいと、カウンターを見ると、有名な料理評論家「山本益博」さんが地味につるつるやってる。
わたしとおんなじ、「せいろそば」。
なるほど、そういう店だったのか。
そばが、ハダカで勝負してる。
去年、晩秋、赤城山のすそ野で採れた「そば粉」を買った。
例のちょくちょく行く「農産物直売所」で。
この辺りで育てられた、そばの実。
おいしそう。食べたいな。
ってぐあいで、そば打ちなんて、一度もしたこたぁねえのに。
だけど、ほんものの、きっすいのやつ、期間限定で、
今の時期じゃないと食べられない。
ってえぐあいで、何にも考えず。買っちゃった。
そうだ、昔、そば粉のクレープを味わったことを思い出す。
「そば」は、実は、日本だけのものじゃなかった。
なんと、フランスのブルターニュ地方の「ソウルフード」。
小麦が採れないやせた土地で気候もつめたいブルターニュ地方。
ここでチャンピョンになったのは、「そば」だった。
最初は、粥やそばがきで食べていたそうだが、
偶然「そば粥」を熱く焼けた石の上におっことしたところ、
薄いパンのように焼きあがったそうだ。
食ったら、うまい。
こうして、「そば粉のクレープ」が誕生したそうだ。
小石のことを(galet)ガレと呼んでいたので、この地方では、「そば粉のガレット」と呼んだ。
フランス語は、男性名詞、女性名詞があり、galetteは、女性名詞。galetは、その男性名詞。
今ではガレットといえば、クレープのような食べ物を意味するようになってしまったようです。
というわけで、
日本で「そば粉」といえば、もり、せいろ、かけ「そば」が常識。
フランスで「そば粉」といえば、ガレット(クレープ)が常識。
それでは、なぜ、フランスのブルターニュ地方の「ソウルフード」ガレットが世界中に広まったのでしょうか。
こんな伝説が伝説があるそうです....
「伝説ではスペイン王フェリペ3世の長女でルイ13世の妻であったアンヌ王妃が、ルイ13世に伴ってブルターニュ地方へ狩りに訪れた際、現地の庶民が食べていたガレットを偶然口にして気に入り、宮廷料理に取り入れたといわれている。生地はそば粉から小麦粉へ変更され、粉と水と塩のみであった生地に牛乳やバター、鶏卵、砂糖などが加えられるように変化していった。名称も焼いた際にできるこげ模様が縮緬(ちりめん)を連想させることからクレープ(「絹のような」という意味)と呼ばれるようになった。
現在ではフランス風の薄焼きパンケーキの総称としてクレープという名称が使われているが、そば粉を利用したクレープについては依然としてガレットという名で区別されて呼ばれる場合が多い。小麦粉のクレープはほとんどの場合生地に甘みがつけられるが、そば粉のガレットは通常塩味である。ブルターニュ地方の伝統的な食事ではガレットをリンゴで作ったシードルという発泡酒とともに供する。」(Wikipediaより)
ところで、わたしは、水と塩とそば粉のみでクレープを焼いてみました。
決して強い味ではない、が、おそらくどんな食べ物を巻いてもうまい味でしょう。
というわけで、めでたし、めでたし。
体調を崩しているKです。
声はダミ声。
咳も出て、今年一番の体調危機を感じております。
そんな中、M務が芋を食べながら、私を心配し、見守ってくださってます。
一言言って良いでしょうか?
「同情するなら、芋を(“゚д゚)クレ~~~~」 古ッ!!!( *´艸`)